タンザナイトは、華やかなカラーストーンの中では比較的新しいものです。1967年にタンザニア北部のメレラニ地方でマサイの部族民が、土壌から露出していた透明度が高く、鮮明なバイオレットからブルーの色をした結晶を偶然に見つけました。
それに目を付けたTiffany & Companyは、タンザナイトの国際的な販売の可能性を認め、主要な販売業者になる契約をしました。ティファニーは、その石を産出した国にちなんでタンザナイトと名付け、1968年に大々的に宣伝キャンペーンをしました。ほぼ一夜にしてタンザナイトは、美しく珍しい宝石に精通した顧客のほか、業界きってのジュエリーデザイナーや宝石関連の専門家から人気を得ることとなりました。
タンザナイトは5億年前(先カンブリア代)に形成された広域変成岩である石墨片麻岩に含まれています。岩体は波のような折曲がりの構造として地下に伸びているため、坑内に白色と黒色が混合したソーセージの形に似た片磨状組織が見られると、タンザナイトの発見率が高いと考えられています。意外なことに、同地層に鮮やかな緑色のグロシュラーガーネット(ツァボライト)も発見されています。実は初期に高温の変成岩にグロシュラーガーネットが先に形成されていたのです。その後、岩石の温度が低下している段階に地下からマグマの熱水が貫入し、グロシュラー・ガーネットが分解されてしまいます。
そして再び化学反応によりゾイサイトに変わり、グロシュラーガーネットに含まれたバナジウムはタンザナイトの紫青色の発色元素となったのです。
オレンジカラーのタンザナイトは非常に稀で、私も初めて見ました。多色性でピンクカラーも見られますが、パパラチアカラーは偶然に作られた物と思います。
このオレンジタンザナイト原石は小さな標本ですが、このカラーレベルのタンザナイト原石は学術的にも貴重です。
Merelani Hills, Lelatema Mts, Simanjiro District, Manyara Region, Tanzania.
7.7×4.4×3.5mm 1.20ct
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| 商品の状態 | 傷や汚れあり |
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